予防接種について

予防接種イメージ

当院では、各種予防接種を行っています。
ご予約をいただいてからワクチンを取り寄せますので、ご希望の場合は電話でお問合せのうえご予約ください(ワクチンの入荷状況によっては、予約後に改めて日程変更をお願いする場合もございます)。

当院で接種可能な予防接種一覧

当院では、基本的に小児ワクチン接種は行っておりませんが、インフルエンザワクチン、子宮頸がんワクチンなど対応可能なものもございます。

  • インフルエンザワクチン
  • 帯状疱疹ワクチン、水痘ワクチン
  • 肺炎球菌ワクチン
  • B型肝炎ワクチン
  • 麻疹・風疹混合(MR)ワクチン
  • 破傷風トキソイド
  • 子宮頸がんワクチン
  • など

予防接種を受けられないケース

  • 発熱(通常37.5度以上)がある方
  • 重い急性疾患にかかっている方
  • その日受けるワクチンの成分で、アナフィラキシー・ショック(全身のじんましんや、嘔吐、呼吸困難などの激しい全身アレルギー症状)を起こしたことがある方
  • 医師が不適当と判断した方

ワクチンの種類

  • 生ワクチン…ウイルスや細菌の毒性を弱めて病原性を無くしたもの。接種の回数は少なくて済みます。
    Ex.)麻しん・風しん混合(MR)ワクチン、水痘ワクチン など
  • 不活化ワクチン…ウイルスや細菌の感染能力を失わせたもの。免疫獲得に複数回の接種が必要となります。
    Ex.)季節性インフルエンザワクチン、帯状疱疹ワクチン、肺炎球菌ワクチン、B型肝炎ワクチン、破傷風トキソイド、子宮頸がんワクチン など
  • トキソイド…病原体の作る毒素だけを取り出し、毒性を無くしたもの。不活化ワクチン同様、複数回の接種が必要となります。
    Ex.)破傷風トキソイド

ワクチンの接種間隔

  • 注射生ワクチン(MRワクチン、水痘ワクチン)同士の接種間隔は27日以上空ける必要があります。
  • 新型コロナウイルスワクチンは、インフルエンザワクチンと同時接種可能ですが、その他のワクチンとは13日以上間隔を空ける必要があります(創傷時の破傷風トキソイド等、緊急性を要するものに関しては、例外的に間隔を空けず接種可能)。
  • 上記以外のワクチンには接種間隔に制限はありません。

予防接種費用

種類 料金
水痘ワクチン(ビケン) 8,000円(中野区助成)4,000円
帯状疱疹ワクチン
(シングリックス)
22,000円×2回(中野区助成)12,000円×2回
麻疹・風疹混合
MRワクチン
8,000円
肺炎球菌ワクチン
(ニューモバックスNP)
8,000円
インフルエンザワクチン 令和6年1月31日終了
子宮頸がんワクチン9価
(シルガード9)
33,000円×3回(小児定期接種)無料
子宮頸がんワクチン4価
(ガーダシル)
18,000円×3回(中野区助成)無料
破傷風トキソイド 7,000円
成人B型肝炎ワクチン 9,000円

中野区の予防接種
(当院で対応しているもの)

高齢者肺炎球菌予防接種

予防接種法に基づく定期予防接種ですが、義務ではなく希望される場合に行います。

使用ワクチン
肺炎球菌ワクチン(23価)
自己負担額
1,500円(令和5年度まで)

詳細情報は下記ページをご参照ください。
中野区 高齢者肺炎球菌予防接種

風しん抗体検査と風しん予防接種

定期予防接種(クーポン券が届いた方)と中野区の任意予防接種があります。

使用ワクチン
MR(麻しん風しん混合)ワクチン
自己負担額
無料

クーポン券(風しん抗体検査・風しん第5期予防接種)が届いた方はこちら
中野区 風しん抗体検査・風しん第5期
予防接種

クーポン券の届いていない接種希望の方(助成対象の条件あり)はこちら
中野区 風しん抗体検査と風しん予防接種

インフルエンザ予防接種

「ワクチンを打っても毎年インフルエンザにかかってしまう」という声をよく聞きます。残念ながらインフルエンザワクチンを接種しても、感染・発症を完全に抑制することはできません。
しかし、ワクチンを打っておけば重症化を防ぐことができるため「熱は出たけど2~3日でよくなってきたね」というケースも多いです。
また、ワクチンの効果は約5ヶ月程度と限定的ですから、「もしインフルエンザになっても、軽くて済むように」と考えて毎年受けていただくことをお勧めします。

例年、インフルエンザは12月頃から流行するといわれています。
予防接種を受けてから効果が現れるまでに2週間かかりますので、12月初旬~中旬頃までには接種が終えられるようにしましょう。
当院では3歳からのお子様も接種可能ですので、是非ご家族皆様でご予約ください。
令和5年度のインフルエンザ予防接種は、令和6年1月31日で終了いたしました。

中野区では、例年インフルエンザ予防接種の助成もございます(下記リンクは令和5年度助成に関する情報となります)。
令和6年度の情報が区から発表され次第、当ページでもご案内させていただきます。

  • 65歳以上の方
  • 60~64歳の方で、心臓・腎臓・呼吸器・免疫機能のいずれかに身体障害者手帳1級相当の障害のある場合。

中野区 高齢者インフルエンザワクチン接種
(令和5年度情報)

中野区では、小児を対象に一部接種額の助成があります。令和5年10月1日より助成の対象が「生後6か月~中学校3年生」に拡充されました。
中野区 小児インフルエンザワクチン助成
(令和5年度情報)

帯状疱疹任意予防接種

帯状疱疹は水ぼうそうと同じ水痘・帯状疱疹ウイルスの再活性化によって生じる病気です。
このウイルスに初めて感染すると水ぼうそうを発症しますが、治った後にウイルスが神経節に潜んでいて免疫力が落ちた際に再活性化して帯状疱疹を発症します。帯状疱疹は神経に沿って神経痛を伴う水疱が現れます。
水疱自体は2~3週間程度でかさぶたになって治癒しますが、神経痛はその後も残ることがあります(帯状疱疹後神経痛)。

中野区では、50歳以上の区民に助成があります(令和5年3月1日~)。クリニックでのお支払い時に助成額を引いた費用をお支払いいただきます。
中野区 帯状疱疹任意予防接種
(2023年3月1日から開始)

子宮がん予防(HPV)ワクチン

中野区にお住まいの小学校6年生から高校1年生相当の年齢の女子(標準接種対象は、中学校1年生相当の年齢です)が対象となります。
接種対象年齢を過ぎてしまった場合も、キャッチアップ接種の対象となる場合もございます。
詳細は以下のページをご参照ください。

使用ワクチン
当院ではシルガード9(9価HPVワクチン)を使用します。
自己負担額
無料

中野区の子宮頸がん(HPV)ワクチン接種に関する情報は以下の通りです。
中野区 子宮がん予防ワクチン
(女子)関連情報

また中野区では、令和5年8月1日より小学校6年生から高校1年生相当の男子を対象にHPV任意予防接種費用助成が開始となりました。

使用ワクチン
ガーダシル(4価HPVワクチン)
自己負担額
無料

中野区の子宮頸がん(HPV)ワクチン接種に関する情報は以下の通りです。
中野区 子宮頸がん予防ワクチン
(男子)関連情報
(2023年8月1日から開始)

ワクチン接種後のご自宅での過ごし方
  • ワクチン接種部位は揉まないでください。接種時に貼った絆創膏は、出血が止まれば取っても大丈夫です。
  • 接種当日も入浴は可能です。ただし、接種部位の痛みや赤み、腫れが強い場合には入浴することによって局所症状が悪化することがありますので、シャワー程度で済ませてください。