アージェントケアとは

アージェントケアイメージ

「アージェントケア」という言葉を聞いたことはありますか?
「急に発熱した」「やけどをした」「料理中に包丁で指を切ってしまった」「犬に噛まれた」といった突発的な病気や怪我の際、受診先を悩む方が多いかと思います。
そのような生命に関わる程ではない症状への応急対応をアージェントケアといいます。
風邪などの内科的な症状以外にも、怪我ややけどをした際に当院に受診していただければ、日本救急医学会認定の救急科専門医が応急処置と診断を行います。
その上で、当院での経過観察、または必要に応じて専門科(脳神経外科、整形外科、形成外科など)にご紹介致します。
「総合病院の救急外来へ行くほどではないけれど、どこの病院で診てもらったら良いのか分からない…」「この症状は、まずどこの病院へ行けばいいのか…」といった場合は、まず当院にご連絡ください。

当院で対応可能な症状

※下記に記載してある症状以外も適宜対応します。困った時はお気軽にお電話ください。

  • 外傷(切り傷・擦り傷)
    ※簡単な縫合処置が可能です。
  • やけど
  • 打撲・捻挫
  • 脱臼(子供の腕の関節が抜けたかもしれない)
  • 虫や動物にかまれた
  • トゲや釘が刺さった
  • など

怪我の応急対応

「転んで膝を擦りむいた」「指を切ってしまった」といった怪我の場合は、まず流水で十分に洗い流してください。
その後、清潔なガーゼやハンカチで傷口を圧迫します。
「擦りむいた程度であれば病院に行かなくてもいいかな」と思うかもしれませんが、傷口に土が入った、洗い流しても汚れが取れない、錆びた釘や金属を踏んだという場合は、感染症(破傷風等)のリスクもありますので病院に受診してください。
受診までの対応が分からない場合は、お電話でご相談ください。

やけどの応急対応

やけどをした場合は、流水で15分以上患部を冷やしてください(小さいお子様の場合は、体が冷えないように注意をしてください)。
冷やすことで、やけどの進行を食い止め、痛みを緩和することが期待できます。
その上で、広範囲のやけど(目安は手の平以上の面積)、手先・足先のやけどの場合は、専門的な治療が必要になる場合があるので受診しましょう。
また、小さなやけどでも水ぶくれができている場合は、水ぶくれが破れて二次感染を起こす可能性がありますので、病院で処置をした方が安心です。

肘内障(肘の関節の亜脱臼)の
応急対応

「子供の腕を引っ張ったら急に泣いて、その後腕がだらんとしている」といった症状が起きた場合、肘内障を発症している可能性があります。
時間が経過すると治りが悪いため、早めに正しい位置に肘関節を戻してあげる必要がありますが、「子供だから小児科?それとも整形外科?」と悩む声をよく聞きます。
肘内障は、総合病院の救急外来や整形外科で対応が可能ですが、なかなか受診先が見つからないことが多いようです。 当院は救急科専門医が肘内障の対応(整復)を行うことができますので、ご相談ください。