説明
カナグルは、有効成分カナグリフロジンを含むSGLT2阻害薬です。腎臓でのブドウ糖の再吸収を抑え、尿中への糖排泄を増やすことで血糖値を下げる作用があります。
日本では2型糖尿病と、2型糖尿病を合併する慢性腎臓病の治療薬として承認されています。また、2型糖尿病患者を対象とした臨床試験では体重減少も報告されていますが、日本では美容目的のダイエットや肥満症の治療薬として承認された医薬品ではありません。
カナグルを通販・個人輸入で入手する場合は、国内承認薬との違いに加えて、低血糖、脱水、尿路・性器感染症、ケトアシドーシスなどの副作用にも注意が必要です。医師による診断や必要な検査を受けずに、自己判断で使用することは避けてください。
カナグルの商品概要
カナグル(CANAGLU)は、カナグリフロジン水和物を有効成分とするSGLT2阻害薬です。
日本では2014年にカナグル錠100mgが発売され、2022年には2型糖尿病を合併する慢性腎臓病への適応が追加されました。2024年には口腔内崩壊錠であるカナグルOD錠100mgも発売されています。
国内承認薬の製造販売元は田辺ファーマ株式会社です。
一方、海外通販サイトで紹介されているカナグル100mgについては、製造元としてSteris Healthcareが表示されています。国内承認薬のカナグルとは製造元の表示が異なるため、同一製品として扱うことはできません。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商品名 | カナグル(CANAGLU) |
| 有効成分 | カナグリフロジン水和物 |
| 含有量 | カナグリフロジンとして100mg |
| 剤形 | 錠剤 |
| 薬効分類 | 選択的SGLT2阻害薬 |
| 国内承認薬の製造販売元 | 田辺ファーマ株式会社 |
| 通販掲載品のメーカー表記 | Steris Healthcare |
| 国内の承認効能・効果 | 2型糖尿病、2型糖尿病を合併する慢性腎臓病 |
| 国内承認薬の規制区分 | 処方箋医薬品 |
国内承認薬カナグル錠100mgには、1錠中にカナグリフロジン水和物102mgが含まれており、カナグリフロジンとして100mgに相当します。
なお、通販掲載品については、Steris Healthcareが発行した現行製品の正式な製造仕様書や、日本の先発医薬品との生物学的同等性を示す資料を確認できていません。
そのため、有効成分や含有量が共通していることだけを理由に、国内承認薬と同等の品質・有効性・安全性が保証されていると判断することはできません。
カナグル錠100mgとカナグルOD錠100mgの違い
国内承認薬には、通常のフィルムコーティング錠と、水なしでも服用できる口腔内崩壊錠(OD錠)があります。
| 比較項目 | カナグル錠100mg | カナグルOD錠100mg |
|---|---|---|
| 有効成分 | カナグリフロジン | カナグリフロジン |
| 含有量 | 100mg | 100mg |
| 剤形 | フィルムコーティング錠 | 口腔内崩壊錠 |
| 外観 | うすい黄色 | 淡黄褐色 |
| 直径 | 7.6mm | 9.5mm |
| 水なしでの服用 | 通常は水で服用 | 可能 |
| 国内販売開始 | 2014年9月 | 2024年5月 |
国内承認薬のOD錠と通常錠については、健康成人を対象とした生物学的同等性試験が実施され、両製剤の生物学的同等性が確認されています。
ただし、この試験は国内承認製剤同士を比較したものであり、海外から個人輸入されるカナグリフロジン製剤との同等性を示すものではありません。
カナグルの通販・個人輸入で注意すること
海外から医薬品を個人輸入する場合、日本国内で承認された医薬品と同じ品質・有効性・安全性の確認を受けているとは限りません。
厚生労働省は、個人輸入される医薬品について、偽造品や品質不良品が含まれる可能性があることや、表示内容と実際の含有成分が異なる可能性について注意喚起しています。
また、個人輸入した医薬品によって健康被害が生じても、日本の医薬品副作用被害救済制度の対象にはなりません。
医薬品の個人輸入は本人の自己使用を目的とする場合に限られ、輸入した医薬品を他人に販売・譲渡することは認められていません。品目や数量などによって必要な手続きも異なります。
特にカナグリフロジンは、血糖値だけでなく体液量や腎機能にも影響する医薬品です。医師による診断を受けず、通販で入手した製品を自己判断で使用することは避けてください。
参照元:医薬品等を海外から購入しようとされる方へ|厚生労働省
カナグルが向いている人
国内承認薬カナグルは、2型糖尿病と診断された患者、または2型糖尿病を合併する慢性腎臓病の患者で、医師が薬物治療を必要と判断した場合に使用されます。
2型糖尿病では、食事療法や運動療法を十分に行っても血糖コントロールが不十分な場合に、薬物治療の選択肢となります。
また、2型糖尿病を合併する慢性腎臓病では、腎機能や尿中アルブミンなどの状態を考慮し、腎機能低下の進行を抑えることを目的として使用される場合があります。
ただし、次のような場合は特別な注意が必要です。
- 腎機能が低下している場合。
- 尿路感染症や性器感染症がある場合。
- 脱水を起こしやすい状態にある場合。
- インスリン製剤など、ほかの糖尿病治療薬を使用している場合。
- 利尿薬を使用している場合。
- 食事摂取量が少ない、または過度な糖質制限を行っている場合。
国内承認薬の添付文書では、カナグルは2型糖尿病患者を対象とする薬であり、1型糖尿病患者には投与しないこととされています。
また、慢性腎臓病の適応も2型糖尿病を合併する患者に限定されています。
肥満や体重増加だけを理由に、健康な人が自己判断で使用することは承認された使用方法ではありません。
カナグルの効果効能
カナグルは、腎臓に存在するSGLT2の働きを阻害し、尿中へのブドウ糖の排泄を増加させることで血糖値を下げます。
日本で承認されている効能・効果は、2型糖尿病と2型糖尿病を合併する慢性腎臓病の2つです。
2型糖尿病に対する効果
2型糖尿病は、インスリンの分泌や働きが十分でなくなり、血糖値が高い状態が続く疾患です。
カナグルは、腎臓でのブドウ糖の再吸収を抑え、尿中への糖排泄を増やすことで血糖値を低下させます。
国内の2型糖尿病患者271例を対象とした第III相試験では、カナグリフロジン100mgを24週間投与した結果、HbA1cの改善が確認されました。
24週時のHbA1c変化量について、プラセボ群との差は−1.03パーセントポイントであり、統計学的に有意な改善が認められています。
ただし、実際の治療効果には患者の腎機能や血糖値、食事・運動療法、併用薬などが影響します。
また、カナグルはインスリン製剤の代わりに使用する薬ではありません。
2型糖尿病を合併する慢性腎臓病に対する効果
慢性腎臓病は、腎機能の低下や尿蛋白などの腎障害が慢性的に続く疾患です。
カナグルは、2型糖尿病を合併する慢性腎臓病患者において、腎機能低下の進行や末期腎不全への進展などのリスクを抑える効果が確認されています。
代表的な臨床試験であるCREDENCE試験では、2型糖尿病を合併する慢性腎臓病患者4,401例を対象に、カナグリフロジン100mgとプラセボの効果が比較されました。
その結果、血清クレアチニンの倍化、末期腎不全への進展、腎臓死、心血管死を組み合わせた主要評価項目について、ハザード比0.70という結果が得られています。
これはプラセボ群と比較して、試験期間中の複合エンドポイントの発生ハザードが30%低かったことを意味します。
ただし、腎臓病のすべての患者で同じ効果が得られるという意味ではありません。
また、国内では末期腎不全または透析施行中の患者は承認適応から除外されています。
カナグルのダイエット・体重減少への影響
カナグルは尿中へのブドウ糖排泄を増やす作用があるため、2型糖尿病患者を対象とした臨床試験では体重減少も認められています。
国内の24週間試験では、カナグリフロジン100mg群の体重変化率は−3.76%、プラセボ群では−0.76%でした。
また、52週間の長期投与試験では、カナグリフロジン100mgを投与した127例の体重変化率が平均−4.42%と報告されています。
ただし、これらは2型糖尿病患者に食事療法・運動療法を併用した条件での結果です。
健康な人が美容目的で使用した場合の効果や安全性を証明するものではありません。
また、体重の変化には脂肪量だけでなく、体液量の変化なども関係する可能性があります。
そのため、体重が減少した場合でも、そのすべてが体脂肪の減少によるものと判断することはできません。
日本ではカナグルについて、肥満症や美容目的のダイエットを効能・効果として承認していません。
カナグルの有効成分
カナグルの有効成分はカナグリフロジンです。
カナグリフロジンはSGLT2阻害薬に分類され、主に腎臓の近位尿細管に存在するナトリウム・グルコース共輸送体2(SGLT2)を選択的に阻害します。
通常、腎臓の糸球体でろ過されたブドウ糖の多くは、尿細管を通じて血液中に再吸収されます。
カナグリフロジンは、この再吸収を抑えることによって、ブドウ糖を尿中へ排泄させます。
その結果、血液中のブドウ糖量が減少し、血糖値が低下します。
なお、カナグルは腸での糖質の消化・吸収を直接阻害することを主な作用とする医薬品ではありません。
また、カナグリフロジンの腎保護効果については、糖尿病患者に対する血糖降下作用だけでなく、腎臓の血行動態など複数の仕組みが関与すると考えられています。
カナグリフロジンの吸収と血中半減期
国内承認薬の添付文書では、健康成人男性12例にカナグリフロジン100mgを単回経口投与した試験で、消失半減期が平均11.8時間と報告されています。
また、海外の健康成人を対象とした食事の影響に関する試験では、食後投与によって最高血中濃度が低下し、最高血中濃度到達時間が遅延しました。
一方、血中濃度時間曲線下面積(AUC)への影響は小さい結果でした。
ただし、これらは国内承認薬などを用いた薬物動態の結果であり、海外通販で流通する個別製品の吸収特性を直接検証したものではありません。
また、血中半減期は血液中の薬物濃度が半分になるまでの時間であり、患者が感じる効果の持続時間と同一ではありません。
カナグルの臨床試験
カナグリフロジンについては、国内外で2型糖尿病や慢性腎臓病を対象とした臨床試験が実施されています。
以下は日本で承認されたカナグルの添付文書に掲載された試験結果であり、海外通販サイトに掲載されたSteris Healthcare製品そのものの有効性・安全性を確認した結果ではありません。
2型糖尿病を対象とした国内第III相試験
国内第III相試験では、食事療法と運動療法を行っても血糖コントロールが不十分な2型糖尿病患者271例を対象に、カナグリフロジン100mg、200mgまたはプラセボを1日1回、24週間投与しました。
主な評価項目であるHbA1cの変化量について、国内承認用量である100mg群とプラセボ群の結果は次のとおりです。
| 評価項目 | カナグリフロジン100mg群 | プラセボ群 |
|---|---|---|
| 解析対象者数 | 90例 | 93例 |
| 投与期間 | 24週間 | 24週間 |
| 投与前のHbA1c | 7.98% | 8.04% |
| HbA1c変化量 | −0.74パーセントポイント | +0.29パーセントポイント |
| 投与前からの体重変化率 | −3.76% | −0.76% |
| 低血糖の副作用発現割合 | 1.1%(1/90例) | 1.1%(1/93例) |
HbA1cの変化量は調整済み平均値であり、100mg群とプラセボ群との差は−1.03パーセントポイントでした。統計学的に有意な差が認められています(p<0.001)。
また、体重変化率についても100mg群で減少が認められましたが、体重減少は副次的に観察された結果であり、美容目的の減量に対する承認を意味しません。
なお、試験には200mg群も設けられていましたが、日本国内で承認されたカナグルの用量は100mgです。
カナグリフロジン100mgの52週間長期投与試験
国内の長期投与試験では、2型糖尿病患者379例を対象に、カナグリフロジン100mgまたは200mgを1日1回、52週間投与しました。
国内承認用量の100mg群127例では、HbA1cの投与前からの平均変化量が−0.80パーセントポイント、体重変化率が平均−4.42%でした。
また、低血糖の副作用発現割合は3.9%(5/127例)でした。
ただし、この長期投与試験にはプラセボ対照群が設けられていないため、観察された体重変化やHbA1c変化をすべてカナグリフロジン単独の効果として評価することはできません。
また、海外製の個別製品について長期間の安全性が確認されたことを意味するものではありません。
慢性腎臓病を対象としたCREDENCE試験
CREDENCE試験は、2型糖尿病を合併する慢性腎臓病患者を対象とした国際共同第III相試験です。
eGFRが30~90mL/min/1.73m2、尿中アルブミン/クレアチニン比(UACR)が300~5000mg/gCrで、ACE阻害薬またはARBを服用している患者4,401例が対象となりました。
カナグリフロジン100mg群とプラセボ群を比較し、血清クレアチニンの倍化、末期腎不全への進展、腎臓死、心血管死を組み合わせた主要評価項目が検討されています。
| 評価項目 | カナグリフロジン100mg | プラセボ |
|---|---|---|
| 対象者数 | 2,202例 | 2,199例 |
| 主要評価項目の発生数 | 245例 | 340例 |
| 発現率 | 43.2/1,000人・年 | 61.2/1,000人・年 |
| ハザード比 | 0.70 | |
| 95%信頼区間 | 0.59~0.82 | |
| 統計学的有意差 | p<0.0001 | |
カナグリフロジン群では、プラセボ群と比較して主要評価項目の発生ハザードが30%低い結果となりました。
ただし、この30%は腎機能の数値が30%改善したことや、すべての患者の腎機能低下を30%防げることを意味するものではありません。
また、試験は一定の腎機能・アルブミン尿の条件を満たす患者を対象とし、非糖尿病性の腎臓病患者は除外されています。
したがって、糖尿病を合併しない慢性腎臓病患者に対して、同じ効果が確認されたと判断することはできません。
日本人の糖尿病性腎症患者を対象とした国内第III相試験
国内では、2型糖尿病を合併し、糖尿病性腎症第3期に該当する患者308例を対象とした第III相試験も実施されています。
カナグリフロジン100mg群154例とプラセボ群154例に分け、104週間にわたって腎機能低下の進行などが評価されました。
| 評価項目 | カナグリフロジン100mg | プラセボ |
|---|---|---|
| 対象者数 | 154例 | 154例 |
| 投与期間 | 104週間 | 104週間 |
| eGFR30%低下発生割合 | 18.2% | 29.5% |
| 群間差 | 11.3パーセントポイント | |
| 95%信頼区間 | 1.2~21.5パーセントポイント | |
この試験では、カナグリフロジン群のeGFR30%低下発生割合がプラセボ群より低い結果となりました。
ただし、試験対象は特定の条件を満たす2型糖尿病合併慢性腎臓病患者であり、すべての腎疾患患者に同じ結果が得られることを示したものではありません。
また、eGFRの30%低下を評価した試験であり、治療によりeGFRが30%上昇したことを意味しません。
カナグルの服用方法
日本で承認されたカナグル錠100mg・カナグルOD錠100mgの通常用量は、成人にカナグリフロジンとして100mgを1日1回、朝食前または朝食後に経口投与する方法です。
この用量は2型糖尿病と、2型糖尿病を合併する慢性腎臓病に共通しています。
ただし、腎機能や併用薬、患者の状態によって投与の必要性を慎重に判断する必要があります。
国内承認薬の通常用量
| 対象疾患 | 通常用量 | 注意事項 |
|---|---|---|
| 2型糖尿病 | 100mgを1日1回 | 食事療法・運動療法で効果不十分な場合に検討 |
| 2型糖尿病を合併する慢性腎臓病 | 100mgを1日1回 | 腎機能・アルブミン尿などの状態を考慮 |
国内承認薬の用法では、朝食前または朝食後の服用が規定されています。
また、国内の通常用量は100mgであり、200mgや300mgへの増量は日本で承認された用法・用量ではありません。
海外製品についても、国内の用量を自己判断で変更したり、複数錠をまとめて服用したりしないでください。
食前・食後の服用と食事の影響
国内承認薬では、カナグルを朝食前または朝食後に服用することが定められています。
海外の健康成人を対象とした薬物動態試験では、食後投与によって最高血中濃度とその到達時間に変化が認められましたが、総曝露量への影響は小さい結果でした。
ただし、食事の影響が比較的小さいことは、服用回数や時間を自由に変更してよいという意味ではありません。
1日1回の用法を守り、自己判断による追加服用は避けてください。
服用中に糖質制限を行う場合の注意点
カナグルは尿中へのブドウ糖排泄を増やすため、体内の糖や脂肪酸代謝に影響します。
特に過度な糖質制限、食事摂取不良、脱水、インスリン製剤の過度な減量などが重なると、ケトアシドーシスのリスクが高まる場合があります。
国内添付文書では、血糖コントロールが良好であってもケトアシドーシスが発生する可能性があるとされています。
ダイエット効果を高める目的で、厳しい糖質制限とカナグルの服用を自己判断で組み合わせることは避けてください。
糖尿病の食事療法については、医師や管理栄養士による指導を受けることが重要です。
発熱・下痢・嘔吐などがある場合
発熱、下痢、嘔吐、食欲不振などによって食事や水分を十分に取れない状態は、シックデイと呼ばれます。
カナグルのメーカーが公開する患者向け適正使用資材では、シックデイは脱水の危険性が高まるため、その日は服用を中止して医師へ相談するよう案内されています。
特に食事が取れない場合や脱水が疑われる場合には、ケトアシドーシスなどの重大な健康被害にも注意が必要です。
体調不良時の服用中止・再開については、あらかじめ医師から指示を受け、自己判断で再開しないでください。
カナグルを服用できない人
国内承認薬カナグルの添付文書では、次の患者が禁忌に該当します。
- 本剤の成分に対して過敏症の既往歴がある患者。
- 重症ケトーシスの患者。
- 糖尿病性昏睡または前昏睡の患者。
- 重症感染症の患者。
- 手術前後の患者。
- 重篤な外傷がある患者。
また、次のような人は特に慎重な判断が必要です。
- 腎機能障害がある人。
- 脱水を起こしやすい人。
- 尿路感染症や性器感染症がある人。
- インスリン製剤などを使用している人。
- 利尿薬を使用している人。
- 重度の心不全などがある人。
- 栄養不良状態にある人。
- 高齢者。
- 過度なアルコール摂取がある人。
また、妊娠中または妊娠している可能性のある女性には投与せず、糖尿病の治療にはインスリン製剤などを使用することとされています。
授乳中は授乳しないことが望ましいとされ、小児等を対象とした国内承認に必要な臨床試験は実施されていません。
なお、カナグルの2型糖尿病に対する効能・効果は1型糖尿病を対象としておらず、国内添付文書では1型糖尿病患者に投与しないこととされています。
カナグルの副作用
主な副作用と発現頻度
カナグルでは、尿路感染、頻尿、便秘、口渇、性器感染症などの副作用が報告されています。
国内承認薬の添付文書に記載されている主な副作用の頻度区分は次のとおりです。
| 頻度区分 | 主な副作用 |
|---|---|
| 1%以上 | 尿路感染、無症候性低血糖、便秘、頻尿、血中ケトン体増加 |
| 0.1%以上1%未満 | 膀胱炎、外陰部腟カンジダ症、カンジダ性亀頭炎、浮動性めまい、頭痛、低血圧、口渇、悪心、排尿困難、尿量増加、腎機能障害、体重減少など |
| 0.1%未満 | 口腔カンジダ症、細菌尿、尿失禁、腎結石症、筋力低下など |
| 頻度不明 | 失神など |
これらは国内承認製剤に関する安全性情報であり、海外製の個別製品における副作用発現率を示すものではありません。
また、頻度不明とは発生頻度を算出できないことを意味し、必ずしも発生頻度が低いという意味ではありません。
重大な副作用
国内承認薬カナグルの添付文書では、次の重大な副作用が報告されています。
| 重大な副作用 | 発現頻度 |
|---|---|
| 低血糖 | 4.8% |
| 脱水 | 0.1% |
| ケトアシドーシス | 0.1% |
| 腎盂腎炎 | 0.1% |
| フルニエ壊疽 | 頻度不明 |
| 敗血症 | 頻度不明 |
低血糖では、冷や汗、動悸、手の震え、強い空腹感、意識の変化などが現れる場合があります。
脱水では、口渇、めまい、立ちくらみ、血圧低下などが現れる可能性があります。
また、腎盂腎炎では発熱、排尿時の痛み、背部痛などが現れることがあります。フルニエ壊疽では、陰部や会陰部の強い痛み、腫れ、発熱などが生じる場合があります。
これらの症状が認められた場合は、速やかに医療機関を受診してください。意識障害や呼吸困難、重い全身症状がある場合は緊急対応が必要です。
血糖値が高くなくても起こるケトアシドーシス
カナグルを含むSGLT2阻害薬では、血糖値が著しく高くない状態でもケトアシドーシスが起こる場合があります。
特に、インスリン分泌能の低下、過度な糖質制限、食事摂取不良、感染症、脱水、インスリン製剤の過度な減量・中止などがリスク要因とされています。
主な症状として、吐き気、嘔吐、食欲低下、腹痛、強い倦怠感、呼吸困難、意識障害などがあります。
国内添付文書では、このような症状が現れた場合、血糖値だけでなく血中・尿中ケトン体を含む検査が必要とされています。
血糖値が正常に近いからといって、ケトアシドーシスを否定することはできません。
該当する症状がある場合は、直ちに医療機関を受診してください。
尿路感染症・性器感染症への注意
カナグルは尿中への糖排泄を増やすため、尿路感染症や性器感染症の発生に注意する必要があります。
国内承認薬の添付文書では、尿路感染、膀胱炎、外陰部腟カンジダ症、亀頭炎などが報告されています。
また、尿路感染症が重症化した場合は、腎盂腎炎や敗血症につながる可能性があります。
さらに、まれに外陰部・会陰部の壊死性筋膜炎であるフルニエ壊疽が発生する可能性もあります。
排尿時の痛み、頻尿、発熱、陰部のかゆみや痛みなどが現れた場合は、症状を放置せず、医療機関で適切な診察を受けてください。
カナグルの併用禁忌
国内承認薬カナグルの2025年12月改訂添付文書では、相互作用に関して併用注意薬が記載されていますが、併用禁忌薬の一覧は設けられていません。
ただし、併用禁忌薬の一覧がないことは、すべての医薬品と安全に併用できることを意味しません。
併用に注意が必要な医薬品
国内添付文書に記載されている主な併用注意薬は次のとおりです。
| 薬剤・分類 | 主な注意点 |
|---|---|
| インスリン製剤 | 血糖降下作用が増強し、低血糖のリスクが高まる |
| スルホニルウレア剤・速効型インスリン分泌促進薬 | 低血糖の危険性が増加する |
| DPP-4阻害薬・GLP-1受容体作動薬・ビグアナイド系薬剤など | 血糖降下作用が相加的に増強する可能性がある |
| β遮断薬・サリチル酸剤・MAO阻害薬など | 血糖降下作用が増強する可能性がある |
| 副腎皮質ホルモン・甲状腺ホルモンなど | 血糖降下作用が減弱する可能性がある |
| ジゴキシン | 血中濃度が上昇する可能性がある |
| リファンピシン・フェニトイン・フェノバルビタール・リトナビルなど | カナグリフロジンの血中濃度が低下する可能性がある |
| ループ利尿薬・サイアザイド系利尿薬など | 利尿作用が強まり、脱水や血圧低下などに注意が必要 |
| 炭酸リチウム | 血清リチウム濃度が低下し、作用が減弱する可能性がある |
特に、インスリン製剤などとの併用では低血糖の危険性が高まるため、医師が必要に応じて用量調整を検討します。
また、利尿薬との併用では脱水や血圧低下、リチウム製剤との併用では血中濃度の変化などに注意が必要です。
現在使用している処方薬、市販薬、サプリメントについては、医師・薬剤師に伝えてください。
カナグルの保管方法
日本で承認されているカナグル錠100mg・カナグルOD錠100mgの貯法は室温保存で、有効期間は3年とされています。
ただし、この保管条件は国内承認製剤に関する情報です。
海外通販サイトで取り扱われているSteris Healthcare製品については、現行製造ロットの正式な包装表示やメーカー文書による保管条件を確認できていません。
そのため、国内承認薬の保管条件を海外製品にそのまま適用できると断定することはできません。
実際に保管する場合は、手元にある製品の正式な包装表示を確認し、使用期限や取り扱いに関する指示に従ってください。
また、子どもの手が届かない場所に保管し、包装状態に異常がある製品や使用期限を過ぎた製品は使用しないでください。
カナグルの血糖降下作用と腎保護作用は同じではない
カナグルには血糖値を下げる作用と、2型糖尿病を合併する慢性腎臓病の進行を抑える作用があります。
しかし、この2つの効果は腎機能の状態によって評価方法や治療目的が異なります。
特に、腎機能が低下すると血糖降下作用が弱まる一方、一定の慢性腎臓病患者では腎保護作用が確認されている点は重要です。
腎機能が低下すると血糖降下作用が弱まる理由
カナグルは、腎臓でろ過されたブドウ糖が尿細管から再吸収される過程を抑えることで、血糖値を低下させます。
そのため、腎機能が低下して糸球体でろ過されるブドウ糖の量が減ると、尿中へ排泄できるブドウ糖の量も減少し、血糖降下作用が弱まる場合があります。
国内添付文書では、2型糖尿病の血糖コントロール改善を目的として使用する場合、高度腎機能障害患者や透析中の末期腎不全患者には投与しないこととされています。
また、継続的にeGFRが45mL/min/1.73m2未満に低下した場合は、投与中止を検討することとされています。
腎保護作用を目的とする場合のeGFR基準
一方、2型糖尿病を合併する慢性腎臓病では、血糖降下作用だけでなく腎機能低下の進行を抑える効果が治療目的となります。
田辺ファーマの2026年9月更新の公式Q&Aでは、カナグルによる慢性腎臓病治療について、eGFRが30mL/min/1.73m2以上であれば投与開始が可能と説明されています。
ただし、eGFRが30未満の患者や透析患者への新規投与は行わないこととされています。
また、治療開始後にeGFRが30未満へ低下した場合には、必ずしも直ちに中止するとは限りませんが、投与継続の必要性を慎重に判断する必要があります。
| 治療目的 | 腎機能による注意点 |
|---|---|
| 2型糖尿病の血糖コントロール | 腎機能が低下すると血糖降下作用が弱くなり、継続的なeGFR45未満では中止を検討 |
| 2型糖尿病を合併する慢性腎臓病 | eGFR30以上が新規投与開始の目安。30未満では新規投与しない |
| 治療開始後にeGFR30未満へ低下 | 腎保護作用や安全性を考慮し、継続の必要性を慎重に判断 |
| 透析施行中 | 国内の慢性腎臓病に対する承認適応から除外 |
このように、同じ腎機能の数値であっても、血糖コントロールを目的とする場合と腎保護を目的とする場合では判断条件が異なります。
ただし、eGFRの数値だけで薬の適否が決まるわけではありません。尿中アルブミン、原疾患、併用薬、血圧、体液量などを総合的に評価する必要があります。
参照元:2型糖尿病を合併する慢性腎臓病へのカナグルの投与可否を判断する際の腎機能の目安は?|田辺ファーマ
カナグルの下肢切断リスクについて海外臨床試験を比較
カナグリフロジンについては、海外の大規模臨床試験で下肢切断の発現頻度がプラセボ群より高かった結果が報告されています。
一方、別の大規模臨床試験では、下肢切断のリスクに明確な増加が認められなかった結果もあります。
田辺ファーマの公式医薬品情報では、これらの違いを説明したうえで、下肢切断を重要な潜在的リスクとして監視しています。
CANVAS試験で報告された下肢切断リスク
脳・心血管疾患の既往または高いリスクを有する2型糖尿病患者を対象としたCANVASおよびCANVAS-R試験では、カナグリフロジン群で下肢切断の発現頻度が高い結果となりました。
プラセボ群に対する下肢切断のハザード比は1.97、95%信頼区間は1.41~2.75と報告されています。
ただし、これらの試験では100mgだけでなく300mgも使用されており、日本国内の承認用量100mgを超える患者も含まれていました。
CREDENCE試験での下肢切断リスク
一方、2型糖尿病を合併する慢性腎臓病患者を対象としたCREDENCE試験では、下肢切断のハザード比が1.11、95%信頼区間は0.79~1.56でした。
| 試験 | 下肢切断のハザード比 | 95%信頼区間 |
|---|---|---|
| CANVAS・CANVAS-R | 1.97 | 1.41~2.75 |
| CREDENCE | 1.11 | 0.79~1.56 |
このように、試験によって下肢切断に関する結果は異なっています。
現時点で下肢切断の発現機序は明らかになっておらず、患者背景や試験条件の違いも考慮する必要があります。
したがって、CANVAS試験だけをもとにすべての患者でリスクが約2倍になると判断することも、CREDENCE試験だけをもとにリスクが存在しないと判断することも適切ではありません。
糖尿病に伴う足の傷や潰瘍、感染症、血流障害などがある場合は、医師に相談して適切な管理を行うことが重要です。
参照元:カナグルによる下肢切断のリスクについて教えてください|田辺ファーマ
カナグルの「1日400kcalカット」と体重減少効果の違い
カナグルについては、尿中への糖排泄を増やす作用から、1日400kcalを消費する、運動した場合と同じ効果が得られる、といった説明が見られます。
しかし、尿中への糖排泄によるエネルギー損失と、運動によるエネルギー消費は同じものではありません。
また、尿中への糖排泄量は、患者の血糖値、腎機能、食事内容、薬剤への反応などによって異なります。
糖を尿中に排泄する作用と運動による消費は異なる
カナグルは腎臓でのブドウ糖再吸収を抑え、尿中へ糖を排泄させることで作用します。
一方、運動は筋肉などの組織でエネルギーを利用し、心肺機能や筋力などにも影響します。
したがって、尿中へ糖が排泄されることを理由に、ウォーキングやランニング、水泳と同じ健康効果があると説明することはできません。
また、1日400kcalという数値がすべての服用者に当てはまると確認されたわけではありません。
カナグルの国内承認用量100mgについても、1日のエネルギー損失が必ず400kcalになることや、同じ量の体脂肪が継続的に減少することを保証するものではありません。
臨床試験の体重変化率から分かること
国内の2型糖尿病患者を対象とした24週間試験では、カナグリフロジン100mg群の体重変化率が−3.76%でした。
一方、同じ試験のプラセボ群でも−0.76%の体重変化が認められています。
これは、試験に参加した患者が食事療法や運動療法にも取り組んでいたことなど、薬剤以外の要因も体重の変化に関係する可能性を考慮する必要があることを示しています。
また、体重変化率が減少していても、体脂肪、筋肉、水分がそれぞれどの程度変化したかを示す指標ではありません。
そのため、尿中への糖排泄を増やす作用だけから、将来の体重減少量や体脂肪減少量を単純に計算することは適切ではありません。
カナグルは2型糖尿病の治療薬であり、日本では美容目的の減量や運動の代替として使用することは承認されていません。
カナグルのQ&A
カナグルは日本の薬局で購入できるのか
日本で承認されているカナグル錠100mg・カナグルOD錠100mgは処方箋医薬品です。
一般用医薬品として薬局やドラッグストアで自由に購入できるものではなく、通常は医師の処方に基づいて調剤されます。
使用を検討する場合は、医療機関で診断を受け、治療の必要性と安全性を確認してください。
カナグルはダイエット目的でも服用できるのか
カナグルの国内承認適応は、2型糖尿病と2型糖尿病を合併する慢性腎臓病です。
臨床試験で体重減少が報告されていますが、健康な人の美容目的のダイエットに対して、有効性と安全性が確立されたことを意味しません。
体重を減らす目的だけで自己判断により服用することは避けてください。
カナグルは1日400kcalを消費する薬なのか
カナグルは尿中へのブドウ糖排泄を増やす薬ですが、すべての服用者で1日400kcalのエネルギー損失が起こると保証されたわけではありません。
また、尿中へ糖を排泄する作用と運動によるエネルギー消費は異なります。
カナグルの服用によって、ウォーキングなどの運動と同じ健康効果が得られるとは判断できません。
カナグルは1型糖尿病にも使用できるのか
日本で承認されているカナグルの添付文書では、1型糖尿病患者には投与しないこととされています。
1型糖尿病ではインスリンの不足によってケトアシドーシスなどの重大な合併症が起こる可能性があり、治療には専門的な血糖管理が必要です。
自己判断でカナグルを服用したり、インスリン製剤を中止したりしないでください。
カナグルは腎臓に悪い薬なのか
カナグルは2型糖尿病を合併する慢性腎臓病に対して、腎機能低下の進行を抑える効果が確認されています。
一方、服用中にeGFRの低下や血清クレアチニンの上昇が見られる場合があり、脱水などによって腎機能が悪化する可能性もあります。
腎保護作用があることと、服用中に腎機能の悪化が起こらないことは異なります。
定期的な腎機能検査を受け、医師の判断に従って使用する必要があります。
カナグルは糖尿病でなくても慢性腎臓病に使えるのか
日本で承認されているカナグルの慢性腎臓病に対する効能・効果は、2型糖尿病を合併する患者に限られます。
したがって、糖尿病を合併していない慢性腎臓病患者は、国内承認薬の当該適応に含まれていません。
ほかのSGLT2阻害薬には異なる承認適応を持つ製品もあるため、薬ごとの承認条件を確認することが重要です。
カナグルとフォシーガは同じ薬なのか
カナグルとフォシーガは、どちらもSGLT2阻害薬ですが、有効成分や承認適応が異なります。
カナグルの有効成分はカナグリフロジンであり、フォシーガの有効成分はダパグリフロジンです。
また、フォシーガは日本で慢性心不全などにも承認されていますが、カナグルは同じ適応を持つわけではありません。
作用機序が共通していても、医薬品としての承認内容や用量を同一として扱うことはできません。
カナグルとリベルサスは併用できるのか
カナグルはSGLT2阻害薬、リベルサスはGLP-1受容体作動薬であり、血糖値を下げる仕組みが異なります。
医師が必要と判断した場合、2型糖尿病の治療で併用されることがあります。
ただし、併用によって血糖降下作用が増強する可能性があり、患者の血糖値や腎機能、体調などを確認する必要があります。
ダイエット効果を高める目的で、自己判断により複数の医薬品を併用しないでください。
カナグルとメトホルミンは併用できるのか
カナグルとメトホルミンは、医師の判断によって2型糖尿病の治療で併用される場合があります。
ただし、どちらも血糖コントロールに関係する医薬品であり、腎機能や脱水の状態などを考慮する必要があります。
併用薬の追加や用量変更については、医師・薬剤師に相談してください。
カナグルを服用すると頻尿になるのか
カナグルには尿中への糖排泄を増やす作用があり、多尿や頻尿が現れることがあります。
国内添付文書でも頻尿や尿量増加が副作用として記載されています。
ただし、頻尿の有無や程度だけで薬の効果を判断することはできません。
尿量が増えている場合は脱水にも注意し、必要な水分摂取について医師の指示を受けてください。
カナグルを服用していても糖質制限は必要なのか
2型糖尿病の治療では、薬物療法だけでなく、食事療法や運動療法を継続することが重要です。
ただし、極端な糖質制限や食事摂取不良は、カナグルによるケトアシドーシスのリスクを高める可能性があります。
糖質制限を行う場合は、自己判断で過度な制限をせず、医師や管理栄養士の指導を受けてください。
カナグルを服用すると尿糖検査は陽性になるのか
カナグルは尿中へのブドウ糖排泄を増やすため、服用中は尿糖検査が陽性になる場合があります。
国内添付文書では、尿糖や血清1,5-AGの検査結果は、服用中の血糖コントロールの参考にならないとされています。
治療効果の評価には、医師がHbA1cや血糖値などを確認する必要があります。
カナグルは低血糖を起こすことがあるのか
カナグルでも低血糖が報告されています。
特に、インスリン製剤やスルホニルウレア剤、速効型インスリン分泌促進薬などと併用する場合は、低血糖の危険性が高くなることがあります。
冷や汗、動悸、手の震えなどが現れた場合は、事前に医師から指示された対応を行ってください。
意識障害など重い症状がある場合は、直ちに救急医療を受ける必要があります。
カナグルを飲み忘れた場合はどうすればよいのか
カナグルを飲み忘れた場合は、自己判断で2回分をまとめて服用しないでください。
次の服用時刻までの時間や患者の状態などによって適切な対応が異なるため、処方医や薬剤師へ確認してください。
カナグルをやめると体重は戻るのか
カナグルの服用を中止すると、尿中への糖排泄を増やす薬理作用は徐々に弱まります。
ただし、服用中止後に体重が必ず元に戻ることや、一定の割合で増加することを示すものではありません。
体重の変化には食事、運動、体液量、原疾患などさまざまな要因が関係します。
糖尿病の治療目的で使用している場合は、自己判断で中止すると血糖コントロールが悪化する可能性があるため、治療の変更について医師へ相談してください。
カナグルは長期間服用しても問題ないのか
カナグリフロジンについては、2型糖尿病や慢性腎臓病を対象とした長期の臨床試験が実施されています。
ただし、長期試験で有効性が確認されていることは、すべての患者が副作用なく使用できることを保証するものではありません。
特に腎機能、脱水、感染症、低血糖、体重の変化などを定期的に確認する必要があります。
また、下肢切断に関するリスクについても海外試験で異なる結果が報告されているため、糖尿病に伴う足病変がある患者では適切な管理が必要です。
治療を継続する必要性については、医師が効果と安全性を定期的に評価することが重要です。

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